高柳 歩 先生
(放射線科専門医 取得後1年目)
北海道大学 2016年卒
(インタビュー時 卒後7年目)
- 放射線診断医を志したきっかけ
元々は漠然と外科系診療科への入局を考えていましたが、多くの場面で治療方針決定の柱となる画像診断の面白さを心の隅で感じていました。進路に迷いが生じていた初期研修2年目の春、放射線診断科をローテートし、毎日新しい知識が入ってくることにワクワクしたことを覚えています。また、「放射線診断科ではIVRというのもやっている」ということを知り、手技が好きだったこともありIVRにも関心を持ちました。それと同時に、そこで活躍する先輩方の画像診断に関する豊富な知識とIVRにおける高い技術力を目の当たりにし、その“Geekっぽさ”に憧れ、いつか自分もそんな放射線診断医になることを夢見て入局を決意しました。
- これまでの研修
卒後3年目は大学病院で満遍なく画像診断・IVR・放射線治療の基礎を学び、卒後4年目以降は市立札幌病院で幅広い分野の画像診断・IVRの研修をしています。
卒後5年目の春と卒後7年目の春に出産し、それぞれ計6ヶ月間の産休・育休を取得しました。復職後は夜間休日当番を含む時間外業務を免除していただきながら、勤務時間内では勉強になる症例を担当させていただいているお陰で、育児との両立ができていると感じています。
卒後6年目に放射線科専門医を取得した際は、新制度に移行した初年度でしたが、医局のバックアップがしっかりしていたので安心して研修できました。また試験に関しては、偉大な先輩が作成した試験対策用資料や試験対策セミナーの資料などを隙間時間に眺めることで乗り切ることができました。現在は放射線診断専門医試験に向け勉強中です。
- 学生研修医へのメッセージ
放射線診断科は比較的業務の調整がしやすく、育児との両立が実現しやすい環境であると思います。女性医師だけでなく、積極的に子育てに参加している男性医師もいます。画像診断に興味がある先生方、ぜひ一緒に頑張りましょう!