CT灌流画像やMR灌流画像の自動解析ソフトウェア(PMAソフトウェア)を開発し、薬事認証を目指しています。発症6時間以降の血栓回収療法の患者選択などでの応用が期待されています。
MRIの基本原理の一つである「磁化率」を定量解析する定量的磁化率マッピング(quantitative susceptibility mapping、QSM)の研究を行っています。QSMは様々な疾患の病態解析や早期診断に寄与できるバイオマーカーになり得る可能性があり、特にアルツハイマー型認知症の早期診断を目指した研究を行っています。QSMの磁化率とアミロイドβの沈着に有意な相関があることを見出しています。年齢別の健康成人データベースも作成しており、今後公開予定です。
酸素の安定同位体O-17を用いた脳血流解析・水動態解析の研究を行っています。O-17標識水は医師主導第1相治験を行い、患者さんでの臨床研究を進めています。また、動物実験にて脳内の血管透過性や脳脊髄液動態の研究を行っています。