腹部

QSMの研究は腹部でも行っています。呼吸や心拍、腸管蠕動などによる影響、脂肪の存在により、今まで上腹部でのQSM解析は困難とされてきました。しかしながら、撮影法や画像作成方法を改良して、息止め併用の約20秒間の撮像でQSMデータを取得することが可能になりました。この手法を用いて、肝内の鉄沈着に着目した肝線維化の定量的評価をテーマとする研究を行なっています。

そのほか、他科と連携して、画像診断の面で減量手術の脂肪肝への影響に関する共同研究にも関与しています。